シャンパン高価買取

買蔵のシャンパン

お客様がご自宅に秘蔵されているシャンパンを、ぜひ買蔵にお売りください。図らずも眠らせたままのシャンパンが手に余るお客様と、そのシャンパンの愛飲をご希望のお客様との間を買蔵がマッチングいたします。お客様が大切になさっているシャンパンを私どもにお売りいただくことが、買蔵の喜びなのです。私どもの喜びが、お客様の喜びに寄り添えるよう、誠心誠意の買取をさせていただきます。

買取できるのか、できないのか。そんなご不安がある方も、気兼ねなく買蔵にお問い合わせください。他の酒買取専門店に負けない、最大限の価格で買取いたします。

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さて、本日買蔵よりご紹介する買取商品です。 ドン・ペリニヨン  ロゼ ヴィンテージ 2005 3ヵ月に1回のペースでお持ち込みご利用頂いているお客様です。今までにもオーパスワンやドンペリニヨンを都度1... »

さて、本日買蔵よりご紹介する買取商品です。 ドン・ペリニヨン P2 ヴィンテージ2000 ドン・ペリニヨン TOKUJIN YOSHIOKA 吉岡徳仁ヴィンテージ2009 ドン・ペリニヨン ロゼヴィン... »

リピーター様からのお持ち込みでマッカランをはじめご覧の商品をまとめて買取りしました。今回のマッカランはゴールドで比較的珍しい種類です。 錦糸町店近隣にお住まいですが職場が旧三軒茶屋店周辺の為そちらをご... »

アルマンド・ブリニャック ブラン・ド・ブラン アルマンド・ブリニャック  ロゼ ミュージシャン、スポーツ選手、ハリウッドスター等世界のセレブ御用達のシャンパンとして今や押すに押されぬブランドのアルマン... »

ドンペリニヨン・レゼルヴ・ド・ラベイ 1993  通称は「ドンペリ・ゴールド」で通っていますね。ドンペリのなかでは最高峰に位置します。それだけに手間暇も掛けられていて、世に出す前の熟成期間はなんと20... »

ドンペリニヨン ロゼ ヴィンテージ2004 ルミナスボトル ルミナスは電池仕掛けでラベルイルミネーションになります。 明るい場所での撮影だったので判り難いと思いますが、この画像の右から2番目が発光状態... »

ドンペリニヨン ロゼ 2004 12本 毎度のごとく、当店にはこの手のお品が良く集まります。そして、一回当たりの持ち込み本数ですが大抵の場合は10本前後は必ずあります。そして、これまたリピートご利用の... »

ルイロデレール クリスタル 2006 (LOUISROEDERER) 創業1776年、1819年以来一族家族経営を守り通す稀少なシャンパンメゾンです。19世紀当時同社の市場開拓で最も需要が高かったのは... »

ドン・ペリニヨン 2006 ドン・ペリニヨン ロゼ 2004 ヴーヴクリコ イエロー モエ・エ・シャンドン ロゼ アンペリアル 11本まとめて持ち込みを頂きました。エチケットやヘッド ネックのダメージ... »

ニコラフィアット パルムドール 1990 (Nicolas Feuillatte) ニコラフィアットは創業後わずか40年足らずでフランス国内販売トップに昇り詰めたシャンパンブランドです。世界を飛び回る... »

モエ・エ・シャンドン ブリュットアンペリアル ダブルマグナム3000ml 以前、店頭買取でのヴ―ヴクリコ マグナムボトルをご紹介しましたが今回のモエは更にその倍の3000mlです。 いやはや、重いしデ... »

ドン・ペリニヨン ロゼ2004 (DomPerignon) ドン・ペリニヨン 2月の終盤もドンペリニヨンのおまとめ買いです。今回は定番スタンダードな白とロゼです。お持ち込み頂きましてありがとうございま... »

シャンパンの話

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行ったこともないのに、なぜか懐かしく感じられる場所がある。日本からは遠く、遠く西にあるヨーロッパ。フランス・シャンパーニュ地方。目でなく、耳でなく、舌で感じ取る故郷。

気楽な稼業とは言えなくなった、一介のサラリーマンの人生。飛ぶように過ぎる月日、忙しく回り続ける時計の針、急ぎ足で進んでいく周りにあわせて、気ばかり急いて仕方ない。

焦って手がけた仕事が上手くいくはずもなく、帰り道の足取りが無性に重くなる。そんな夜が続くと、ふと人生も仕事も、もう少しゆっくりやりたくなる。

家にまっすぐ進むだけだった足取りを、ちょっと横道に逸らして行きつけの酒場に入った。そこで久しぶりにシャンパンを頼む。無数の小さな気泡がグラスの中を泳ぐ様をじっと見つめる。単純な話だが、それだけで少し、今までより何でも上手くやれそうな気がしてくる。

シャンパンは、節目を迎えるときには定番の祝い酒である。結婚式にも、就職が決まった夜にも飲んだ。そんな思い出を頭に浮かべ、愕然とした。どれもこれも、化石のように古い記憶のように思えた。最近は順調だったのか、それともシャンパンの味わいを思い出せないほどに疲弊していたのか思い出せない。確かなことは、この酒場でシャンパンを飲むのもずいぶん久しぶりであるということだった。

光陰矢の如し。時が過ぎるのは早いものだ。ただ若くがむしゃらだった自分も、先日妻と一緒に銀婚式を迎えた。これまでの人生、良いこともあればそうでもないこともあった。覚えていないことも数えきれないほどある。きっとこれから先の人生もそうだろう。

人生には浮きも沈みもある。気分が落ち込んだときには、この酒場でシャンパンを頼む。落ち込んだときにはこれがいい。いっそシャンパンの泡に乗って浮き上がりたくなる。ほのかな甘味と口の中で弾ける刺激が、苦い思いを和らげてくれる。

自分にとって、フランス・シャンパーニュ地方を感じさせてくれるのは、このグラスの中の一杯だけだ。未だ見たこともない、遠いヨーロッパの一地方で作られたスパークリングワイン。それが海を超えて、ひょっとしたら時代さえも超えてここにある。誰かの人生と仕事によって生み出されたシャンパンがあれば、もう少しだけ頑張ろうという気になれる。

何度目かのグラスが空になったとき、家路につきたくなった。席を立つ頃にはもう、行ったことのない場所に感じる郷愁は胸を過ぎ去っていた。自分の人生と仕事に戻ろうと、ごく自然にそう思うことができた。

席を立ち、支払いに向かうと「元気を出せよ」とマスターに肩を叩かれた。請求された金額からは、一杯分だけ引かれている。美味いシャンパンと、気の利いたマスター。だからこの酒場に通うのは辞められない。

家路に続く道に再び戻った足取りは軽かった。明日のことを考えても、もう沈んでしまうことはない。「酒は百薬の長」、とはよく言ったものだ。